四国大学のデジタル人材を育成する学びと環境
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あらゆる分野での最新デジタル技術の応用は、社会を大きく変革し、私たちの生活や働き方、教育などのあり様を進化・発展させていきます。
自動運転車で移動しながら3D会議に参加したり、遠隔でロボットを操作して建物を建設したり、生体認証だけで買い物や病院の予約支払いができたりする日は、そう遠くないかもしれません。
デジタル技術を搭載した機器の多くは自動で動くものですが、その技術をどう使うか、どう応用して世の中を良くし、新しい世界を創り出すかを考えるのは人間です。
DXを活用して未来創造のできる人、それが四国大学が育成する「デジタル人材」です。
四国大学のデジタル分野の学び
プログラミングスキルやデータ処理分析などの「デジタル基盤スキル」と、経済・経営・地域課題解決のための、コミュニケーション能力や論理的思考力、アートやデザインなどの「デザイン思考スキル」の両方のスキルを兼ね備えた「デジタル人材」を養成する学びが四国大学にはあります。
経営情報学部メディア情報学科における学修内容(予定含む)の例
四国大学では、教育と学生生活を通じて、確実に身につけてほしい力として「自己教育力」「ICT活用力」「地域・社会貢献力」を掲げています(2025年度入学生より)。これらの力を養うため、すべての学部学生を対象とした共通の教養教育科目「全学共通科目」に、3つの教育の柱「就業力教育」「AI・データサイエンス教育」「地域・SDGs教育」を設定し、専門課程に進んだ後も受講することが可能です。
これにより、自身の専門分野で「AI・データサイエンス」をどう応用することができるか、全学生が学ぶことのできる教育課程になっています。
四国大学のデジタル教育施設・設備
ビジュアルデザインやWebデザインに必要なソフトウェアを完備したPC環境や、デジタル音楽制作を学べる施設、液晶ペンタブレットや3Dプリンタなど美術造形の演習ができる教室など、四国大学には充実したデジタル教育環境があります。
また、映像の企画から撮影、編集、インターネット放送まで一貫して行える施設「TAG-RI-BA(タグリバ)スタジオ」は全学共有の最新機材を備えたスタジオです。
2025年度からは、メディア情報学科に本格的にドローンを学ぶ科目が開設され、ドローンの国家資格が取得可能になります。
ビジュアルデザイン |
デジタル映像制作 |
ドローン |
液晶ペンタブレット |
3Dプリンター |
TAG-RI-BAスタジオ |
四国大学オープンキャンパス DXツアー
オープンキャンパスで学生スタッフとデジタル施設を巡ろう!
各施設では、教員から詳しい説明を聞くことができます。
- 音楽制作ラボ
- デザイン演習室
- TAG-RI-BA スタジオ
四国大学生の活躍や教員の研究成果
四国大学放送局SBC
四国大学とその周辺地域の情報を広く発信することで、四国大学生並びに四国大学周辺における地域住民の利益に貢献することを目指し、インターネットを活用した放送情報配信を行っている学生団体です。
最新機材を備えたTAG-RI-BA(タグリバ)スタジオを活動の拠点としています。
さつまいも選別支援AIシステムの開発
徳島市川内町のサツマイモである「甘姫」の選別を安価で入手容易な素材、電子パーツなどを用いて作成したAIシステムです。
選別はサツマイモのサイズ、形、色艶などを農家の長年の経験を基に行われますが、AI・組込み技術を駆使し、誰でも同様の作業ができるシステムを目指し、開発しています。
学生によるAI活用プロジェクトとしてスタートし、メディア情報学科細川康輝教授指導のもとで学生自身がAIシステムを作成しました。
2024年5月現在、JA徳島市川内支所にて試用・性能評価中です。
持続可能な防犯・防災システムの開発
四国大学北学生駐車場周辺に設置した青色防犯灯をもとに、スマートな防犯・防災灯を目指して改良・開発を行っています。
具体的には、再生可能電源を用いた動画撮影と省電力無線通信、AIによる不審者割り出しや発災時の持続可能な情報通知を実現するドローン活用システムを構築し、その機能の発展と強化を図っています。
日本、世界におけるデジタル人材の必要性
現代の世界経済においては、技術革新が急速に進み、グローバル市場での競争が日に日に激化しています。この状況の中、日本が競争力を持続させるためにはいくつもの課題があり、特にデジタル人材をはじめとする技術力の高い人材の不足は喫緊の課題となっています。
経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」2019年
今後身につけるべき重要なスキルについて、先端IT従事者、非先端IT従事者ともにデータサイエンス、AI、IoTが上位を占めています。
IPA「デジタル時代のスキル変革等に関する調査(2021年度)」2022年4月14日