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博物館実習Ⅲ履修生による企画展示「江戸時代の名所を訪ねて」を開催しています
2023年08月28日イベント&インフォメーション
令和5年7月28日(金)~11月13日(月)、博物館実習Ⅲ履修生による企画展示「江戸時代の名所を訪ねて」を本学図書館1階で開催しています。
日本文学科、書道文化学科、人間生活科学科デザインコースの4年生が、「凌霄文庫」の貴重資料を使って企画展示を、資料の選定、調査、キャプション作成、展示までを行いました。是非ご覧ください。
以下、文学部日本文学科 須藤茂樹コメント
四国大学博物館学芸員養成課程では、毎年博物館実習Ⅲの授業において、附属図書館所蔵の「凌霄文庫」の貴重書を活用して、展示実習を行っています。今年度は、「江戸時代の名所を訪ねて」と題して、阿波の名所について「阿波国名所図会」などを中心に展示しました。
「徳島の霊場を訪ねる」では、神仏習合の観点から、一番札所霊山寺と大麻比古神社、番十三番札所大日寺と一宮神社の関係、さらに弘法大師空海の太龍寺での修行などについて取り上げました。また、いまは現存してない徳島藩主蜂須賀家の祈禱寺院であった大滝山持明院(徳島市寺町)についても触れました。
「阿波の名所-空海と霊場-」では、一番札所霊山寺、十二番焼山寺、二十一番太龍寺を紹介し、空海を霊験譚の側面から見ました。書道文化学科らしく「風信帖」も取り上げています。
今回の展示では、おもしろい試みをしています。「名所図会から見た阿波」では、鳴門の渦潮(鳴門市)、桜間の池と石碑(石井町)、矢上の大クス(藍住町)を取り上げましたが、生活科学科デザインコースの学生が「淡路名所図会」の淡路から眺望した鳴門の渦の大パノラマを水彩での色付けで表現しました。
学生たちは、限られた時間のなかで、展示資料の選定、展示の内容の検討、キャプションの大きさの決定や文章の執筆、展示作業などを行いました。不備な点も多々あろうかと存じますが、ご寛容のほどをお願い申し上げます。これら一連の展示作業を通じて、学生たちに「展示」の大変さとおもしろさを感じ取ってもらえたらと思います。
最後になりましたが、いつも種々ご協力いただいている図書館の職員の皆様に感謝申し上げます。
「江戸時代の名所を訪ねて」
●開催日時:令和5年7月28日(金)~11月13日(月)9:00~17:00
●開催場所:四国大学附属図書館1階
●休館日:土曜日、日曜日、国民の祝日、創立記念日(11月4日)