ニュース&トピックス

日本文学科の学生が「第19回とくしま文学賞」小説部門で最優秀賞と優秀賞を受賞しました

2021年12月17日ニュース&トピックス

令和3年12月17日(金)、徳島県民の文芸活動の振興を目的に、徳島県内在住者または徳島県出身者を対象とした「第19回 とくしま文学賞(県、県立文学書道館主催)」の選考結果が発表され、文学部日本文学科の学生が、小説部門の最優秀、優秀ともに受賞する、輝かしい結果をおさめました。

最優秀に選出された日本文学科1年の石澤遥(19歳)は、最年少受賞であり、今後執筆される作品にも大きな期待が寄せられています。

第19回 とくしま文学賞 小説(応募28点)

<最優秀>「寡黙な声」石澤 遥さん(日本文学科1年)

(作者の作品紹介と将来の抱負)
「寡黙な声」は母方の実家を訪れた女子中学生が祖父と静かでささやかな交流をしていく話です。感覚が鋭い主人公から見える世界を細かく描写するよう心がけました。主人公と祖父を通して、少し珍しい二人の愛情の形が表現出来ていれば嬉しいです。これからも小説を書き続けていきながら、様々な人のあらゆる世界の見え方を描きたいです。

<優秀>「プルメリア」菊池 匠さん(日本文学科3年)

(作者の作品紹介と将来の抱負)
主人公の女性山辺は植物園で働きながら、かつて好きだった大学の先輩を、植物を通して思い出していました。ある日プルメリアという植物が先輩に姿を変え、山辺は戸惑いながらも受け入れ長年の想いを昇華させるという話です。主人公と先輩、そして植物の繋がりや叶わなかった恋に囚われた心情、植物園の空気感や湿度を表現したいと考えました。在学中に結果を残して二十代のうちに文壇デビューを目指したいと思います。夢はバイト先の書店でサイン会を開くことです。

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