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人間生活科学科公認心理師コースの心理実習を開始しました
2024年05月29日ニュース&トピックス
本実習は、将来、公認心理師を目指す学生が受講しますが、今年度で4回目となります。例年、第1回目は、徳島被害者支援センターによる本学での来学実習からスタートしており、今年は5月23日(木)、C302講義室で実施をしました。
この実習では徳島被害者支援センターの尾田正宏センター長、さらに徳島県警察犯罪被害者支援室による被害者支援の説明に加えて、例年、両機関が主催する「命の大切さを学ぶ教室」を盛り込んでいます。
今年は2014年12月に起こった交通事故で、当時15歳だった長男大地君を亡くされた愛媛県松山市の渡邉明弘さんによる「大地の花束~交通事故による突然の別れ、大地の部屋に残された花束は母親への誕生ブレゼントでした~」という講演を行いました。
渡邉さんは、大地君の死を無駄にしないためにも愛媛県における高校生の自転車通学時のヘルメット着用の義務化に尽力されるだけでなく、信号のない横断歩道で事故を減らす交通安全マナー「ハザードランプコミュニケーション」活動を実践されているそうです。
渡邉さんによる事故の経緯や内容、家族のこころの傷に触れた実習生は聞いたことを熱心にメモをして、講演後の質疑応答で数多くの質問をしていました。実習の事後指導では、「遺族の悲しみがどれだけ大きいか深く身にしみた」「ヘルメットがいかに大事であるのかを学んだ」「改めてこころの支援がどれだけ大切か考えを新たにした」などのコメントが述べられました。