ニュース&トピックス

学際融合研究所が「牟岐町の伝統文化デジタル化と教材開発に関するプロジェクト」で助成金を贈呈いただきました

2024年06月26日ニュース&トピックス

学際融合研究所が「牟岐町の伝統文化デジタル化と教材開発に関するプロジェクト」で助成金を贈呈いただきました

 令和6年6月20日、「阿波銀行学術・文化振興財団」による助成式があわぎんホールで開催され、本学学際融合研究所に第29回助成金が贈呈されました。
採択された研究課題は、牟岐町に200年前から伝わる「牟岐音頭」(通称:幽霊踊り)の伝承を目的とした教材開発であり、今後はSociety5.0研究会の研究プロジェクトとして進捗状況の報告をしていきます。
 研究内容は、牟岐音頭のデジタル化による保存とともに、お囃子を音源分離し、唄、三味線、拍子木などの演奏項目を個々に独習できるようなデジタルコンテンツを作成するものです。また、大きな傘を被った独特の踊りは3Dの立体モデルを作成し、360度どの方向からでも見てその特徴を学べるように、子どもたちが興味を持つVR教材に仕上げ、小学校等で展開してその活用を目指す予定です。
 研究チームのメンバーは、「牟岐音頭のアーカイブを単に後世に残すというだけではなく、本教材を活用することで、地元民が踊りや演奏に詳細にアプローチでき、より多くの住民が牟岐音頭に参加したいと思うようになれば嬉しい」と話しています。この取り組みが、消えかけている貴重な牟岐の文化を新たな世代へと引き継いで、地域が復活するきっかけになることを期待しています。

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